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アラハバード クンブメーラ 2月10日メインの沐浴日

現在、ペルーのクスコに滞在しています。
3月20日にボリビア、ラ・パスの「HOTEL ALEM(アレム)」にて
多額の現金を盗難されて、意気消沈。部屋に鍵をかけてカバンにも鍵をかけていたのに。
ここのホテルスタッフは完全にプロの泥棒です。
それからというもの、インドが恋しくて恋しくて、完全なホームシック状態です。

と、いうわけで思い出回想記。アラハバード クンブメーラの写真です。

今回のマハ・クンブメーラ期間は12月14日~3月10日までと長期間のお祭りでした。
たいていのサドゥは12月14日あたりからアラハバードのサンガムにテントを構えて
2月14日に3回目の沐浴が終わるまで滞在し、そこからほとんどのババ達はいったん自宅に
戻って休暇、そして3月10日のバラナシでの最後の沐浴にまたやってくる、というスタイルでした。
もちろん、2月14日にサンガムでの沐浴を終えて、そのままテントごとバラナシに移動して
3月10日の沐浴を迎えるサドゥーもいましたが、少数派です。

ここからは2月10日、メインの沐浴日です。
2月10日はメインの沐浴日なだけあって、みなさん気合の入り方が違います。
早朝からかなりの興奮状態で、こちらもワクワクしてきました。
朝の4時に起床して、5時にはババ達のテントに行きました。

早朝5時のテント内。ナガババのサドゥーはみんな正装である全裸にビブーティ(灰)を
塗り、お花で自身を装飾します。

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こちらは、ジュナ・アカラ(ナガババであるシヴァ派の最大派閥)本部にて、
サンガムへの行進を待機中です。

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2時間くらい待機させられていたので、興奮状態のサドゥー達も暇を持て余したのか、
なぜか呼ばれて「リンガ芸を披露するから写真を撮れ」と言われて、
こちらのポーズ。
男性器に棒を巻きつけて、それで人を持ち上げるという、珍芸です。
なぜかみんな披露したがります。不思議。
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さてさて、そんなこんなしているうちに、いよいよ行進です!

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「ハレハレ マハデーヴ!!(シヴァ神様、万歳!)」と叫びながら
サンガムを目指して、みんな行進していきます。
ものすごい熱気とエネルギーで、一緒に行進した私も興奮しました。

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ちなみに写真を撮っていると、「撮ってくれ」っていうババ達が多い中、たまに
カメラをぶんどって壊すという怖いババもいるので、気をつけてください。
とにかく、サンガムでの沐浴はサドゥーにとってとても神聖な儀式なので、
敬意を払った行動をしないと、怖い目に遭います(笑)

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この日を見物するためにインド中、世界中からものすごい人がアラハバードに訪れます。
奥のほうの人なんて、行進見えてないよね?っていうくらい遥か遠くまで群集が。

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サンガムでの沐浴を終えて、再度身体にビブーティ(灰)を塗りたくるみなさま。

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あとは、またジュナ・アカラへ戻る行進です。
沐浴も終えたので、みんな最初よりはリラックスしています。

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オムギリ・ババジ一行は、かなりゆっくり歩いて行進していました。
写真撮られまくりが嬉しいみたいです。そうですよね、せっかくの晴れ舞台ですから。

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と、いうわけでとても貴重な一日を過ごすことができました。
私はこの後、午後にサンガムへ沐浴しに行きました。
人生初の沐浴でしたが、とっても気持ち良かったです。

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アラハバード マハ・クンブメーラ

1月14日にパンガン島を出て、翌日エアアジアでバンコクからコルカタへ移動。
インドにはお昼過ぎ到着し、そのままその日の夕方のラジャダニーで
クンブメーラ(サドゥーのお祭り・ヒンドゥー教最大の祭典)が行われている
アラハバードへ来ました。

クンブメーラが開催されているのはアラハバードの街から5KMほど離れた郊外の
サンガムと呼ばれるエリアで、ここは聖なるヤムナー河とガンジス河、
伝説のサラスヴァティー河の3つが合流する地点で、広大な砂地は聖なる場所として
建物、居住地として使用されていません。
しかし、クンブメーラ期間中は数十万、数百万ものテントや仮設アシュラムが設営され
インフラなんかも全て整っている一つの街となります。
必要なものは全て買えて、病院も銀行も仮設で設営されます。
サドゥーなどはここで3ヶ月ほどテント生活を送り、聖なる日にサンガムで沐浴をします。
また、このクンブメーラの期間中に正式な出家の儀式が行われ、1000人以上の
修行僧(尼さん)が誕生します。

写真はクンブメーラの会場。サンガムから数キロに及ぶ巨大キャンプ地は圧巻です。

クンブメーラ サンガム周辺


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アラハバードのマハクンブメーラに来てから早2週間。
あっという間で、楽しい時間は過ぎるの早いです。

昨日はサンスカールという、一般人が出家してサドゥーとして
第二の人生を始める日でありました。早朝から数百人の出家する人が
ガンジス河にふんどし一枚で集まって順番に剃髪してもらい、
翌朝4時までマントラを唱え、朝4時にガンガーで沐浴して
新しい人生が始まるとのことです。羨ましい!

写真は、サンスカール剃髪後ガンジス河ほとりにてひたすら
マントラを唱える新人サドゥー(ババジ)。
どこかへ逃げたり(サボリ)しないように見張りのサドゥーも居ます。

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1月の寒い中、この格好で24時間近くを屋外で過ごします。

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ガンジス河から自分たちの宗派のテント近くに戻ってきて
暖を囲んで休憩中の写真。
ここはジュナ・アカラというナガババ(シヴァ派)では
最大最強の宗派です。

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私もこの宗派のババジ達に大変お世話になっています。
大抵のサドゥーはこのサンスカールから髭も髪も切らずに伸ばして
ドレッドと長い髭のサドゥーが出来上がっていきます。
というわけで、若くして長~いドレッドのサドゥーなどは
幼い時に出家しているということがわかります。
ドレッドヘアーがすごい人はサドゥー暦も長いのでけっこう目安になります。
カリスマ性のあるすごいサドゥーなどはとても立派なドレッドと髭を持っていて、
近づくのも畏れ多い存在です。
そういったビッグ ババジに逢えるのも、このクンブメーラの醍醐味ですから
私は毎日を満喫しています。
普段は洞窟の中や、山の中、ジャングルの中で暮らしているサドゥー達に
会える場所はクンブメーラしかありません。
サドゥー同士もここで仲良くなったりして、「今度俺の住んでいるところに遊びに来いよ!」
みたいな感じで交流が広まっていき、旅をするんだなと気づきました。
     

インドにて

20日の夜に無事にインドへ到着しました。

パンガン島→サムイ島→バンコク空港→デリー空港→夜行列車でデラドゥン

と、20時間くらい移動していましたので、疲れが・・・・。

早朝に到着したデラドゥンでとりあえず宿を探したんですけど、

どこも600ルピー~スタートの価格体系で、600ルピーでも別にエアコンもホットシャワーでもなく、

他の場所なら普通に200ルピー出せば泊まれるような部屋で、要するに物価が

非常に高い街なんだなーと認識しました。オートリキシャも高いし、レストランも高いし。

ツーリストの来る場所じゃないので、インターネット屋とかツーリスト向けレストランとか無くて、

どこに行くにも距離が微妙に離れてるからオートリキシャとかお金がかかるし。

挙句、ゲストハウスのレセプションのお兄ちゃんの情報で、ウッタルカーシー行きの

バスは朝6時発だって言ってたのに、バス停に行ってみたら朝8時とか言われるし。

誰もいない早朝のバス停で2時間以上待つのが嫌なので、シェアジープ乗り場まで

移動して、でも結局人が集まるのに2時間以上待って8時半にやっと出発。

山道なので、道中崖崩れで一方通行の道を通るのに40分以上待たされたり・・・。

5時間半で行けるところを8時間かかって到着したり。

まー、まーインドは本当に疲れる場所です。

一つ一つをクリアしていくのに根気が必要で。

勝手知っている場所だと情報もあるからすべてスムーズなんですけど、

今回みたいに初めての街の場合は非常に疲れます。

でももうここはウッタルカーシーという勝手を知っている場所なので安心です。

小さい町なので便利!やっぱりこじんまりがいい!

町のみんなは、人がいい(とても感じの良い接し方をしてくれる)ので
心が安らぎます。

インドではびっくりするくらいにみんなが親切で、優しいです。

明日は温泉のあるガングナニーという村へ移動して、お世話になったサドゥーの

おじいちゃんに挨拶して、明後日からガンゴートリ~ゴームク~タポヴァンと行きます。

山奥なので、電気も水道も何も無いです。超自然でしばらく過ごします。

9月下旬に下山の予定です。




     

インドについて思ったこと。

ふと思ったんですけど、インド人って、勝手に親切してきて
後でお金(というかチップ)を要求してくるパターン、多くないですか?

昨日、夜行列車でデリーからハリドワール行くのに、私はキャンセル待ちみたいな
チケットだったので、直前(というか発車してから)に座席がわかったので
もう荷物置くスペース無くて、困ってたら御用使いみたいな青年が登場して、
連結部に小部屋があって、「ラゲージストレージだから、ここに置いていいよ」
となって、鍵もかかるそうで、私はハリドワール(途中)で降りるからって言ったら
「大丈夫」みたいなこと言われ、私の周りの座席のインド人も「それなら大丈夫だよ!」
ってなったので、一安心して寝ました。
そして、ハリドワールに着く直前に、その青年が起こしにきてくれ、(←頼んでない)
更に、自分で取ろうとした荷物をひとつ取り出してホームまで下ろしてくれ、(←全然頼んでない)
「いやー、本当ありがとう。」って言ったら、なんか寄こせみたな顔だったので、
荷物2つをストレージに入れてもらった分として20ルピー渡そうとしたら
「もっと寄こせ」みたいに言われて。
こっちは「は?」です。
だってそもそも頼んでも無い事を勝手にやったのはそっちなのに~!
絶対払わない!って思って、20ルピー以上絶対出さないことをアピールしたら
あきらめて20ルピー受け取って立ち去ったけど・・・・。
最初100ルピー寄こせみたいなこと言ってたから、なんて図々しい。
100ルピーなんて彼の日当より絶対高い!
インド人、本当要注意だな、とつくづく思いました。


勝手に親切してきて、お金を要求するって、おかしくないですか?
まぁ、一人で旅していると困ったことが多々あるので、場合によっては
ありがたい存在にもなるんですけどね。


オートリキシャの運ちゃんとかも、平気な顔して変な場所で降ろそうとするし・・・。
「だからこんな坂の上でおろされても、こんな重い荷物で階段たくさん下りれないから
車でだいぶん下まで行けるんだから行ってよ」といったら「エクストラチャージだ」
とか言い始めるし・・・。
本当、朝の6時からそういう勝手なこと言うのやめてくれます?
そっちから声かけてきて、60ルピーで承諾したくせに!ふざけんな!
と思って、また頑なに動かなかったら、あきらめて下まで送ってくれた。

インド人はすぐ自分の都合のいい事しか言わないし、やらない人が本当に多いから
超、要注意です。
とくに日本人はすぐなめられますから、うんざりな事がしょっちゅうです。

愚痴っぽくなってすみません。
あ、でも本当に親切な人とか、助けてくれる人とかもたくさんいますので!
要は、自分がちゃんと注意しろってことです。頑張ります。


     

プシュカル湖の干ばつ


インターネットで閲覧できるいくつかのブログから情報を得たのですが、
現在、プシュカルの湖は干ばつで水がなくなっているとのことです。
↑トップの写真:現在のプシュカル(インターネットから)

あの美しいプシュカル風景が・・・と、とてもショックです。


良き時代のプシュカル(3年前の3月)
フォト
フォト


旅行者のブログを読むと去年11月~現在は確実に
干ばつしていたっぽいので、
乾季だからとかいう理由じゃないし、・・・・・
近年の異常気象のせい?

悲しいなー


そういえば、GWにインド行くので先週インドビザ申請に
行ってきたのですが大使館で申請受付していたころより
対応が悪くなっていてびっくりしました。
大使館から委託されて申請者からビザ発給手数料も取ってるくせに、
お役所仕事より態度悪いです。
ここ何回かはずっと郵送手続きでインドビザを取得していたので、
久しぶりの申請でしたが観光ビザを取得する場合はもう2度と来ないって思いました。
この茗荷谷のインドビザセンターは精神衛生上良くないです。
インド行かれる予定の方、郵便申請の方を断然おすすめします。
※ちなみに今年からデリー・ムンバイ、チェンナイ、コルカタin なら
空港で30日間有効(シングル)のアライバルビザが取得できるように
なったので、事前ビザ取得の時間がない人へは大変便利になりました。
(しかし60USドルと高い)

あー明日は発給されたビザ受け取りに行きます。
憂鬱です。

そもそも、ビザ受け取りが夕方17:30~18:00の30分間のみなんて、
すごい商売の仕方です。あまりの横柄ぶりに辟易です。


プロフィール

シャンティ

Author:シャンティ
インドとパンガン島をこよなく愛する30代女。ここ数年のお気に入りはウッタラカンド州のガンガー沿いの村や町。2012年12月下旬より約1年かけて憧れの世界一周旅を決行。
より磨きのかかったフーテンへと成長中です。

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